マブーハイ!ドーモ、目覚まし時計が睡魔に負けてしまう、えのけんです。
卒論の提出締め切りが残り数週間と迫り、焦っている正月です。そんな卒論執筆作業のお供にSpotifyのポッドキャストを聞くようになりました。その中で、非常に面白い内容を聞いたので、今回共有させていただきます。
それは、フードエッセイストの平野紗季子さんが隔週月曜日に配信している。『味な副音声~voice of food~』という番組です。この番組では毎回様々なテーマに沿った料理に対して平野さんがトークを繰り広げる内容です。
その中でも、12月7日に配信された「ショートケーキは背中から」という回は衝撃を受けました。
さて、皆さんはショートケーキを食べる時、どこから食べますか?
おそらく多くの人が 三角の先端部分 から食べていて、そして、ほぼ全員がなんとな~くそうしていると思います。僕もそうです。その事に対して平野さんは
三角の先端が私たちの行動をコントロールしているんですよね。別にさ、脇からいきなり食べてもいいんだよ。ゴジラみたいにさ、ドシャーンって倒してもいいしさ。食べることって自由なんだけど、どうしてもね、ショートケーキって先端から行かなきゃいけないんじゃないかっていう固定観念に囚われてしまうところがある。
と述べており、衝撃を受けました。どこから食べるなんて、今までそんな事考えたことも無かった...
そして平野さん曰く、ショートケーキにおいて一番面積が広く、一番濃厚な外側の面が最後に食べられる運命にあり、メインでもある上のイチゴを食べた後は惰性の一口になるのではないか。それならば、逆に食欲旺盛な最初に、ショートケーキの背中、つまり外側を食べたらいいのではないかという結論に至ったそうです。その結果、一口目を大口を開けて頬張る快感を得られるそう。
な~るほど、確かに、
初手に濃厚な甘いケーキを頬張り、
中盤にメインのトップのイチゴを食べ、
最後にクリーム少なめむしろイチゴの甘酸っぱさが残る状態で食べ終わる。
という流れはとても良さげである。
ここまでの話を聞いて、今度ショートケーキを食べるときは背中から食べてみたいなぁと思いました。皆さんもいかがですか?
それでは~
えのけん
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Spotifyの番組URL
PS: あとこれも番組で言っていたのですが、イチゴと生クリームのスポンジ生地の、我々が考えるショートケーキを生み出したのは不二家らしいです。
私が調べた限り、名前自体はイギリス発祥らしいのですが、イギリスではビスケット生地が一般的で、日本人の考えるモノとは異なるそう。(日本のはどちらかというと、フランス流に近いらしいです。)